ソフトウェア1 (2021)¶
本サイトは、東京大学工学部電子情報工学科・電気電子工学科の進学内定者(2年生、A1ターム)を主たる対象としたソフトウェア1の講義ページです。C言語の基礎を勉強します。
電気系の学科のslackにて講義に関する通知を行うので、常時学科slackをチェックするようにしてください。 電気系の2年生は最初のオリエンテーションで全員slackに招待されるはずですが、もし招待されていなければ松井まで連絡してください。 3, 4年生は既に全員招待済みのはずです。電気系以外の履修者は招待されていないので、松井まで個別に連絡してください。招待します。
【2021/10/7追記】講義中に配ったslack invitation linkでslackに入った人は、slackのDMで松井まで「名前・所属・10桁ID」を教えてください。また、「ソフトウェア1」のチャンネルに入ってください。
本サイトは2021年度版です。2022年度版はこちら。
ニュース¶
- [2021.11.24] week7の宿題を追加しました。
- [2021.11.18] week6の宿題の答えを追加しました。week7を追加しました。バージョン管理を追加しました。
- [2021.11.12] week6の宿題を追加しました。
- [2021.11.11] week5の宿題の答えを追加しました。
- [2021.11.04] week4の宿題の答えを追加しました。week5の宿題を追加しました。
- [2021.11.03] week5を追加しました。
- [2021.10.29] week3の宿題の答えを追加しました。week4の宿題を追加しました。
- [2021.10.25] week4を追加しました。
- [2021.10.21] week2の宿題の答えを追加しました。week3の宿題を追加しました。マークダウンの編集方法を追加しました。
- [2021.10.18] week3を追加しました。
- [2021.10.10] week2の宿題を追加しました。宿題の提出方法を追加しました。
- [2021.10.10] week2を追加しました。
- [2021.10.04] week1を追加しました。「講義の時間と受講方法」中でMOCHAについてリンクを貼りました。
- [2021.10.03] 講義の形態について追記しました。
- [2021.10.01] HPを公開しました。
講義担当¶
工学部電子情報工学科 講師 松井勇佑 (連絡先:matsui at hal.t.u-tokyo.ac.jp)
講義の目標¶
- UNIX環境におけるプログラミングの作法や基本概念を理解する。
- C言語の基本的な文法を習得する。特に、ポインタを理解する。
- Git/GitHubを題材に、バージョン管理の概念を習得する。
講義の時間と受講方法¶
- 講義の時間
- 毎週木曜日 3限と4限
- 3限:13:15-14:45
- 4限:15:10-16:40
- 講義の形態はハイブリッドです。
- リモートで受ける場合:Zoomに入ってください。
- 現地で受ける場合:本郷工学部二号館4階の241教室にノートPCを持ってきてください。
- 現地参加の場合のルール:
- 1回目(10/4の週):学生証番号が奇数の人のみ現地参加可能
- 2回目(10/11の週):学生証番号が偶数の人のみ現地参加可能
- 3回目以降:【10/14更新】三回目以降は、学生証番号に依らず、現地参加したい人は誰でも参加できます
- MOCHAで滞在予約をしてください。
- 講義では、Zoomにて松井が本サイトの内容を解説しながら読み進めます。ところどころで実装パートがありますので、そこで受講者の皆さんには手を動かして実際にプログラミングをしてもらうというスタイルで講義を進めます。
- ZoomアドレスはUTAS (ITC-LMS)で確認してください。講義は録画してslackに起きます。
- 2名のTAがいます。講義中でわからないことがあれば、松井およびTAで対応します。随時発言するか、slackに書き込んでください。slackには授業時間外でもいつでも質問を書き込んでいただいて構いません。また、Zoomでは「質問部屋」というブレイクアウトルームを作っておきますので、周りに聞かれずに質問したいときはそこにTAさんにDMしてその部屋に入ってください。
プログラミング環境¶
- プログラミングを行うコンピュータとして、例年は駒場の情報教育棟のマックを使ってもらってきました。今年は情報教育棟は使えないので、 受講者の皆さんには自分のコンピュータでプログラミングを行ってもらいます。タブレットやスマホでプログラミングを行うことは推奨しません。
- Google Cloud Shell Editor というウェブ上から実行できるプログラミング環境を想定して講義を進めます。なので、標準的なコンピュータ(Windows 10/11, Mac OS, Linux)であれば特に何も準備することなく、講義を受講することが可能(なはず)です。
- 意欲のある学生は、ローカル環境を構築しての受講をおすすめします。
- 第一回で説明しますが、コードの提出のためにGithubアカウントを準備してもらいます。Github Classroomという仕組みでコードを提出してもらいます。
成績評価¶
成績は以下の二つを考慮して決めます。
- 毎週簡単な宿題を出します。
- 最後に最終レポートあるいは試験を行います。
スケジュール¶
Week 1 (2021/10/7)¶
- ターミナル、コマンド、コンパイル、データ型、GitHubの準備
Week 2 (2021/10/14)¶
- 演算子、制御、配列、関数
Week 3 (2021/10/21)¶
- 文字列、型変換、入出力、printf詳細
Week 4 (2021/10/28)¶
- ポインタ
Week 5 (2021/11/4)¶
- ポインタ応用、コマンドライン引数
Week 6 (2021/11/11)¶
- 構造体、ビット演算、ライブラリツアー
Week 7 (2021/11/18)¶
- バージョン管理(Git/GitHub)、入出力のまとめ、Cのその他の重要機能、夕方(17:30-19:00)に、希望者はGoogleオフィスバーチャル見学ツアー
教科書・参考文献¶
- B. W. カーニハン, D. M. リッチー, プログラミング言語C, 共立出版
- C言語を設計した本人による、古典的な教科書。30年以上前に出版された古い本です。現在は推奨されない方法や考え方も書かれていますが、今でもC言語のバイブルとして扱われています。いわゆるK&R本。
- この書籍を購入しなくても支障がないように講義をすすめますが、一冊買って手元に置いておいてもよいと思います。
- Cの絵本 第2版 C言語が好きになる新しい9つの扉, 株式会社アンク
- 本書は非常にわかりやすい入門書ですので、K&Rが難しければこちらを参照してください。
- C Programming: A Modern Approach, K. N. King, W. W. Norton & Company
- C99を含む包括的な本です。この一冊をマスターすれば言うことはありません。
- 詳説 Cポインタ,Richard Reese,オライリージャパン
- ポインタに関するマニアックな解説書です。ポインタで困ったときは辞書として使えると思います。
- ドットインストール
- 様々なプログラミング言語のチュートリアルを非常に短い動画で紹介しています。
- 【改訂版】組込みソフトウェア開発向け コーディング作法ガイド[C言語版]ESCR Ver.3.0, IPA, 2018.
- [web] / [pdf (無料公開)]
- C言語のコーディング作法についての辞書です。コーディングで守るとよい作法がまとめられています。組み込み向けの書籍ですが、組み込みでなくても有用です。
関連講義¶
- ソフトウェア1(2020):去年の講義ページ
- ソフトウェア2(齋藤先生):A2タームでは、ソフトウェア1の続きとしてソフトウェア2が齋藤先生により開講されます。
- プログラミング基礎演習(長谷川先生):ソフトウェア1・2とは独立に、プログラミング演習の講義が、A1およびA2タームに長谷川先生により開講されます。